ビジネスパーソンのキャリアアップ・転職について考えるニュース・コラムサイト

会員アンケート

第23回 職場での人付き合いの現実はいかに? トラブルや悩みの対処はどうしてる??

第23回 職場での人付き合いの現実はいかに? トラブルや悩みの対処はどうしてる??
転職先選びでも気になる人間関係、
9割が人付き合いで何らかのトラブルを経験
日経キャリアNET会員に向け、社風・人間関係と転職に関するアンケート調査を10月に行い、729人から回答を得ました。2回に分けてアンケート結果をご紹介します。皆様の転職活動の参考にしてください。
編集部

どんな付き合い方が好ましいと思いますか?

 職場での人付き合いの傾向を調べるために、まず8種類のよくある付き合い方をリストアップし、回答者に個人として好ましいと思うか、避けたいと思うかを選んでもらいました。

 7割程度の回答者が好ましいと答えたのが、「自主的に同僚の仕事を助け合う」「仕事とプライベートをはっきり分ける」の2つでした。「仕事中に雑談する」「喫煙室や休憩スペースでの情報交換」も4割弱が好ましいと感じているようです。各年代でほぼ共通の認識です。

 一方、職場の人付き合いで避けたいことのトップは「職場の人とSNSでつながっている」で、6割以上の回答者が避けたいと思っています。「プライベートでも仲良く付き合う」「飲み会が多い」も4割以上が避けたいと感じています。興味深いのは年代による違いで、20代は避けたいと回答した人が30代と40代に比べて全体的に少なく、若い人のほうが人付き合いに柔軟な姿勢だといえるかもしれません。

人付き合いでいちばん重視する対象は?

 職場での人付き合いでいちばん重視する対象を聞きました。意見は分かれていますが、全体的にいちばん多かったのが「上司」でした。「自分の成長のためにも上司との関係は重要(メーカー・30代男性)」「上司とはある程度の距離感が必要なので気を使う(コンサル・30代男性)」などのコメントがありました。

 「上司」のほかには「同僚」と「先輩」が上位になりました。特に「同僚」との付き合い方については、20代では4割以上がいちばん重視しており、「上司」よりも重視している人が多いという結果になっています。「いちばん長く同じ会社にいるので(IT・30代男性)」「自分状況を理解してもらえるので相談しやすい(メーカー・30代男性)」などのコメントがありました。「先輩」については、「評価に関係なく具体的な相談ができる(金融・30代男性)」という意見が代表的でしょう。

転職先企業選びで人間関係をどのくらい重視しますか?

  「とても重要」「収入ややりがいなどと同等に重要」という回答の合計は74%で、回答者の多くが転職先の人間関係を重視していることが分かります。年代による差もあまりありません。

人付き合いで困ったことはありますか?

 困ったことがないと回答したのは全体の1割程度で、残りの人たちは何らかのトラブルを経験しているという結果になりました。年代が違ってもほぼ同じ傾向といえます。4割程度が「解決できた」と回答している一方で、2割程度は人間関係のトラブルが原因で転職を考えています。「人間関係が原因で何度も転職している(メーカー・40代男性)」「人間関係が原因でうつ病を発症した(メーカー・30代女性)」「どうしても相容れない人がいて転職した(メーカー・30代男性)」という深刻なコメントもありました。

人付き合いで日ごろ、どんなことを心がけていますか?

 人間関係をよくするために日ごろから心がけていることを聞きました。「あいさつを欠かさない」が約7割、続いて「できるだけ雑談する」と「仕事のプロセスや結果を共有する」が約6割という結果になりました。基本的なコミュニケーションを重視して実践している人が多いことがわかります。
 コメントの中には、「よいところを見つけてほめる」「できるだけ笑顔で接する」という積極派がいる一方、「仕事以外の話はしない」「厄介な人は避ける」という意見もありました。

トラブルを抱えたとき、どのように対応しますか?

 回答者の9割が人間関係で何らかのトラブルを経験しています。では、どのようにトラブルへ対応したのでしょうか。半分以上の回答者が「相手とよく話す」「上司や同僚に相談する」という解決に向けた対応を挙げています。一方で、4割弱が「合わない人を避ける」、2割が「転職を考える」という回答者もあり、正攻法で解決できない難しさがうかがい知れます。