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第5回『息子、娘に入社してほしい企業ランキング』集計結果

第5回『息子、娘に入社してほしい企業ランキング』集計結果
子どもに入社してほしい企業1位、息子「三菱商事」、娘「資生堂」。
企業を選ぶ理由として、息子は「仕事を通じた成長」、娘は「安定性」をより高く求める傾向に。

今回のアンケートは会員の皆様に、就職氷河期と言われる今年、自分の子どもが就職活動をすると仮定して「息子、娘に入社してほしい企業」を伺いました。

編集部 林
息子に入社してほしい企業 トップ28(複数回答あり)
順位 社名

三菱商事

地方公務員

トヨタ自動車

パナソニック
ソニー
グーグル
東日本旅客鉄道(JR東日本)
三井物産
ホンダ
10 国家公務員
11 リクルート
11 三菱東京UFJ銀行
13 東京電力
14 ゴールドマン・サックス
14 伊藤忠商事
14 楽天
17 三井住友銀行
18 NTT
18 電通
20 全日本空輸(ANA)
20 サントリー
20 ソフトバンク
20 三菱重工業
20 東芝
20 日立製作所
20 任天堂
20 野村証券
28 キヤノン
28 住友商事
28 東京海上日動火災保険
28 日本IBM
20歳代
順位 社名

トヨタ自動車

ソニー

パナソニック

三菱商事
グーグル
伊藤忠商事

30歳代
順位 社名

三菱商事

ソニー

パナソニック


40歳代
順位 社名

地方公務員

三菱商事

ソニー


50歳代
順位 社名

トヨタ自動車

地方公務員

三菱商事

ソニー


「三菱商事」「トヨタ自動車」など日系大手企業の人気が高い。

 息子に入社してほしい企業1位に選ばれたのは三菱商事。「20歳代」から「50歳代以上」まですべての世代で2位以上にランクインしました。2位は「40歳代」「50歳代以上」で1位になった「地方公務員」。息子・娘を合わせると、最も多い票数を獲得したのは地方公務員でした。3位から5位までは日本が世界に誇るメーカー、トヨタ自動車、ソニー、パナソニックが並びました。

 また、外資系企業はグーグル(6位)、ゴールドマン・サックス(14位)、日本IBM(28位)の3社にとどまりました。
Q1の理由を教えてください(3つまで)
息子に入社してほしい企業 その理由
安定思考の20歳代。
仕事に成長・やりがいを求める
30歳代


 「Q1息子に入社してほしい企業」を選んだ理由を聞いたところ、全体では「仕事を通じて成長できそう」が最も高く、41.6%を占めました。次に「仕事が面白そう・楽しそう」「安定性がある」「会社名・ブランド力がある」が続きました。
 年代別でみると、以下のようになります。


20歳代

 他の年代と比べて「会社名・ブランド力がある」(20歳代:34.2%、30歳代:23.5%、40歳代:20.9%、50歳代:27.0%)、「安定性がある」(20歳代:32.9%、30歳代:23.9%、40歳代:30.9%、50歳代:29.6%)、「年収が高い」(20歳代:26.3%、30歳代:18.1%、40歳代:17.4%、50歳代:16.4%)の比率が高くなりました。回答者からは「それなりの年収があり、終身雇用に近いような企業で働いてほしい」といったコメントが寄せられ、他の年代よりも安定志向の方が多いようです。

30歳代

 「仕事を通じて成長できそう」(20歳代:39.5%、30歳代:44.7%、40歳代:37.8%、50歳代:43.4%)、「仕事内容が面白そう・楽しそう」(20歳代:42.1%、30歳代:46.9%、40歳代:27.0%、50歳代:31.4%)を選んだ割合が他の年代より高く、一方で「安定性がある」を選んだ割合が他の年代より低く、「20歳代」と比べると5.7ポイント差となりました。
 30歳代は仕事に成長や、やりがいがある企業を望む傾向が強く、寄せられたコメントには「自分が入りたかった(企業)」などがあり、子どもに夢を託す意見が多かったことも特徴として挙げられます。

40歳代

 「会社の企業理念、事業戦略が優れている」(20歳代:10.5%、30歳代:19.0%、40歳代:29.6%、50歳代:29.6%)、「将来性がある」(20歳代:19.7%、30歳代:17.3%、40歳代:22.6%、50歳代:21.4%)を選ぶ方が多くいました。
 30歳代で支持を集めた「仕事を通じて成長できそう」「仕事内容が面白そう・楽しそう」は40歳代になると下がり、「仕事を通じて~」は6.9ポイント、「仕事内容~」は19.9ポイントも低くなりました。
 そのほか「会社名・ブランド力がある」を選んだ割合も他の年代より低く、最も割合が高かった20歳代との差は13.3ポイントもありました。40歳代は仕事のやりがいや、仕事内容よりも、会社の事業内容・将来性などを重視する方が多いようです。

50歳代

 「仕事を通して成長できそう」「会社の企業理念、事業戦略が優れている」といった項目を選ぶ方が多く、30歳代と40歳代両方の上位項目が50歳代以上にもランクインしました。
 「年収が高い」「会社規模が大きい」といった項目は重視している方が少なく、最も割合が高かった20歳代との差が9.9ポイント、7.4ポイントもありました。


娘に入社してほしい企業 トップ28(複数回答あり)
順位 社名

資生堂

地方公務員

全日本空輸(ANA)

三菱商事
ベネッセコーポレーション
三菱東京UFJ銀行
パナソニック
JTB
グーグル
ソニー
三井物産
12 フジテレビ
13 プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)
13 オリエンタルランド
13 ワコール
13 伊藤忠商事
17 トヨタ自動車
17 三井住友銀行
19 みずほ銀行
19 国家公務員
21 NTT
21 リクルート
21 電通
21 野村証券
25 ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)
25 ファーストリテイリング
25 日本IBM
28 日本航空(JAL)
28 東日本旅客鉄道(JR東日本)
28 NHK
28 ゴールドマン・サックス
28 サントリー
28 花王
28 東京海上日動火災保険
28 東芝
28 日立製作所
20歳代
順位 社名

オリエンタルランド

資生堂

全日本空輸(ANA)

プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)
パナソニック
三井物産
フジテレビ
地方公務員

30歳代
順位 社名

資生堂

全日本空輸(ANA)

JTB


40歳代
順位 社名

地方公務員

三菱商事

資生堂

三菱東京UFJ銀行

50歳代
順位 社名

地方公務員

資生堂

全日本空輸(ANA)

三菱東京UFJ銀行


「資生堂」「全日本空輸(ANA)」など女性の活躍が目立つ企業がランクイン。

 娘に入社してほしい企業1位に選ばれたのは、全世代で高い支持を受けた資生堂でした。2位は「息子に入社してほしい企業」と同じく、地方公務員。 12位フジテレビ、28位NHKと放送局が上位に入り、「アナウンサーになってほしい」という意見が寄せられました。アナウンサーと同じように、華やかなイメージがある客室乗務員にも人気が集まり、「全日本空輸(ANA)」が3位に、会社更生手続き中の「日本航空(JAL)」も28位にランクインしました。さらに、ランク外では「宝塚歌劇団」といった女性ならではの企業(?)への投票もありました。
 外資系企業では、Q1の「息子に入社してほしい企業」のトップにランク入りした3社のほか、13位に「プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)」、25位に「ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)」がランクインしました。
Q3の理由を教えてください(3つまで)
娘に入社してほしい企業 その理由
息子と比べ「年収」より
「安定性」「企業ブランド」
を重視。


 「Q3入社してほしい企業」を選んだ理由を年代別で見ると、20歳代は「安定性がある」、30歳代は「仕事内容が面白そう・楽しそう」、40歳代、50歳代以上は「仕事を通じて成長できそう」が最も高い割合になりました。年代別で見ると、以下のようになります。


20歳代

 20歳代が娘に入ってほしい企業の条件として選んだのは「安定性がある」(20歳代:46.1%、30歳代:27.4%、40歳代:34.3%、50歳代:28.3%)でした。他の年代に11.8ポイント以上も差をつけ、圧倒的な支持を受けました。同じ20歳代の回答者が、「息子」のときに答えた「安定性がある」よりも13.2ポイントも高い結果となりました。現在の不安定な雇用状況の影響を受けてか、20歳代は娘が就職する企業に「安定性」を強く望んでいるようです。

30歳代

 息子同様30歳代は他の年代と比べて「仕事を通じて成長できそう」(20歳代:34.2%、30歳代:43.4%、40歳代:36.5%、50歳代:42.8%)、「仕事内容が面白そう・楽しそう」(20歳代:36.8%、30歳代:48.2%、40歳代:29.6%、50歳代:37.7%)、「年収高い」(20歳代:13.2%、30歳代:15.9%、40歳代:13.0%、50歳代:10.1%)を選ぶ回答者が多くいました。
 年代別「娘に入社してほしい企業」トップ3に「地方公務員」が唯一ランクインしなかった30歳代は、「女性が活躍していて、育児休暇が充実していると聞くから」「女性管理職も多く、女性としてキャリアやスキルを高められそう」といった、女性が働き続けられる企業に人気が集まりました。

40歳代

 40歳代の娘に入社してほしい企業は、息子と同じく「会社の企業理念、事業戦略が優れている」(20歳代:11.8%、30歳代:14.6%、40歳代:20.4%、50歳代:20.1%)、「将来性がある」(20歳代:9.2%、30歳代:13.7%、40歳代:14.8%、50歳代:13.8%)を選ぶ割合が他の年代より高い結果となりました。逆に「仕事内容が面白そう・楽しそう」「会社名・ブランド力がある」の項目はそれほど高く望んでいないようで、「仕事内容」が最も高かった30歳代と比べて18.6ポイント、「会社名・ブランド力」が最も高かった20歳代と比べて7.7ポイントも低くなりました。
 そのほか、「余計な苦労をしてほしくないから」といった、息子にはなかったコメントが寄せられたのも印象的でした。

50歳代

 「信頼性」(20歳代:17.1%、30歳代:17.7%、40歳代:22.6%、50歳代:28.9%)、「社会性が高い」(20歳代:10.5%、30歳代:19.0%、40歳代:23.0%、50歳代:26.4%)といった項目が他の年代よりも高い結果となりました。寄せられた意見には「男女の性差別がなく力が発揮できる」といった、男女平等に働くことができる企業を望む声が多く寄せられました。

 そのほか、男女共に「本人の望む企業/親が決めることではない」など、子どもの意見を尊重する回答や、「給料をキチンと払っていける企業か」「ブラック企業はだめ」という意見も寄せられました。 企業名ではなく「上場企業」「大手銀行/メガバンク」「大手総合商社」「外資系の金融」など、おおまかな回答もありました。企業ではなく「医者」「薬剤師」「看護師」といった医療系の職種に就いてほしいという方も多くいるようです。 また、「親が働いていたから」「自分が働いていたことがあった」といった職場環境を知っている身近な企業を薦める回答者も多少いました。

 最後に、お答えいただいた方が勤めている企業と、お子様を入れたい企業が一致したのは4人でした。