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第4回『前回と今回の転職活動の違い』集計結果

第4回『前回と今回の転職活動の違い』集計結果
転職活動のきっかけは「倒産・リストラ勧告」が、前回の転職時の2倍に 
転職活動の時期94.2%が「前回より長引くと思う」

第4回目となる今回のアンケートはリーマン・ショック前に転職を経験した皆様に「前回と今回の転職活動の違い」をお聞きしました。前回と今回とでは「転職を考えたきっかけ」や「企業選びのポイント」などに変化がありました。皆様の転職活動の参考にしてください。

編集部 林
前回転職活動をされた時期
前回転職活動をされた時期
今転職活動を行っている人の48.9%は、1-3年前の”転職バブル期”に転職した人

転職経験者に前回の転職活動時期を聞いたところ、最も多かったのは「1-3年前」(48.9%)。次いで「4-6年前」(27.8%)、「7年以上前」(23.4%)でした。

今から3年前と言えば、求人倍率がバブル崩壊直後(1992年9月)以来13年3カ月ぶりに1.00倍に回復した時期です。現在転職活動を行っている方の48.9%が「転職バブル期」に転職を経験した方という結果になりました。

前回と今回、転職を考えたきっかけは?(複数回答)
項目 全体 1-3年以内 4-6年以内 7年以上
前回 今回 前回 今回 前回 今回 前回 今回
会社や業界の将来性に不安を感じた 30.9% 37.6% 31.1% 36.2% 31.7% 39.9% 29.5% 37.6%
倒産・リストラなどの勧告があった 13.6% 27.2% 14.1% 26.6% 14.0% 29.1% 12.0% 26.1%
給与・待遇に不満があった 25.1% 25.5% 27.0% 29.2% 22.7% 25.9% 23.9% 17.1%
仕事の幅を広げたかった 25.6% 18.1% 23.7% 14.1% 26.6% 19.8% 28.2% 24.4%
会社からの評価に不満があった 15.5% 17.5% 16.6% 17.4% 16.2% 16.9% 12.4% 18.4%
人間関係がうまくいかなかった 8.4% 8.8% 11.5% 10.0% 6.5% 8.3% 4.3% 6.8%
部署異動や転勤など、希望しない異動があった 9.1% 8.1% 8.8% 6.5% 9.4% 7.6% 9.4% 12.0%
他にやりたい仕事が見つかった 13.4% 7.0% 14.5% 7.6% 10.4% 8.3% 14.5% 4.3%
独立・起業をしたかった 2.1% 2.3% 1.6% 2.0% 2.2% 1.8% 3.0% 3.4%
知り合い・取引先から誘われた 9.5% 0.9% 7.8% 1.2% 11.5% 0.4% 10.7% 0.9%
その他 13.3% 12.3% 14.9% 11.0% 14.7% 14.0% 8.1% 12.8%

転職を考えるきっかけは「倒産・リストラ勧告」が前回転職より2倍に

現在転職活動をしている転職経験者に、今回の転職を考えたきっかけと前回の転職のきっかけを尋ねたところ、「会社や業界の将来性に不安を感じた」(今回37.6%、前回30.9%)が最多でした。今回と前回の比較では、「倒産・リストラなどの勧告があった」が前回の13.6%から27.2%へと2倍に増えました。リーマン・ショックによって就業先企業の業績悪化が転職のきっかけとなっているようです。他に今回転職を考えるきっかけとして前回よりも増えているのが、「会社や業界の将来性に不安を感じた」(前回比6.7ポイント増)、「会社からの評価に不満があった」(同2.0ポイント増)でした。反対に、前回の転職よりも今回下がったのは、「知り合い・取引先から誘われた」(同8.6ポイント減)、「仕事の幅を広げたかった」(同7.5ポイント減)、「他にやりたい仕事が見つかった」(同6.4ポイント減)。

その他では前回は「土日祝の休みがなく、家族サービスができないので」「単身赴任解消」といったコメントが寄せられ、今回は「契約期間満了」という意見が多く寄せられました。 前回の転職理由は前向きなものが多かったのですが、今回は「やむを得ず、不安、不満」という人が多いようです。
前回と比べ、今回の転職活動で企業を選ぶポイントが変りましたか?(複数回答)
項目 全体 1-3年以内 4-6年以内 7年以上
前回 今回 前回 今回 前回 今回 前回 今回
仕事内容(職種、業種) 61.3% 60.2% 60.3% 57.5% 64.7% 61.2% 59.4% 65.0%
給与、待遇・福利厚生 45.2% 43.7% 44.0% 42.7% 47.5% 47.5% 44.9% 41.0%
会社の将来性 20.8% 39.7% 20.0% 40.1% 19.8% 41.7% 23.5% 36.3%
雇用形態 26.5% 35.6% 27.0% 37.8% 27.7% 37.8% 23.9% 28.2%
勤務地 31.3% 35.0% 30.9% 31.3% 33.1% 40.3% 29.9% 36.3%
社風・現場の雰囲気 16.0% 32.6% 16.2% 34.6% 16.9% 31.3% 14.5% 29.9%
企業規模・知名度 15.3% 11.2% 13.7% 12.9% 15.8% 11.2% 17.9% 7.7%
その他 3.3% 5.2% 3.5% 5.3% 4.0% 6.1% 2.1% 3.8%

会社を選ぶポイントは前回の転職と比べ「会社の将来性」が18.9ポイント増

会社を選ぶポイントは「仕事内容(職種、業種)」(今回60.2%、前回61.3%)がもっとも多く、次が「給与、待遇・福利厚生」(今回43.7%、前回45.2%)でした。今回の企業選びのポイントとして、「会社の将来性」をあげる人が前回よりも増えました。前回の20.8%から今回の39.7%へと18.9ポイントも増えています。Q2の転職を考えたきっかけで「倒産やリストラ」が増えているため、将来にわたって安定している企業を選びたいという気持ちが強まっているようです。他に「社風・現場の雰囲気」(前回比16.6ポイント増)、「雇用形態」(同9.1ポイント増)、「勤務地」(同3.7ポイント増)も前回を上回りました。
前回と比べ、転職活動期間はどうなると思いますか?
円グラフ全体

転職期間は94.2%が「前回より長くなると思う」

転職活動期間は前回と比べてどうなるかという質問には、「前回より長くなると思う」が94.2%に達しました。転職活動をしているものの、現在の雇用環境から活動が長引くこと覚悟しているようです。

円グラフ詳細
1-3年以内

前回転職をして「安易に会社を決めていけない」と反省したので、慎重に転職を行うため、前回と比べ書類審査が突破できなくなった

4-6年以内

前回は契約社員で、残業なしで帰れる仕事であればかまいませんでしたが、今回は定年まで働ける企業を探しているのでなかなか見つからない
応募条件にピンポイントで合致していないと書類通過が難しい

7年以上

前回の転職はバブル時期で雇用もたくさんあり、年齢的にも若かったので採用されやすかったが今回は経済状態が悪く雇用状況も最悪だと思う
経験は十分あると思うが、企業側はなるべくピンポイントで人選しているようなので年齢的に不利と感じている

現在の転職環境は厳しいですが、乗り切るために何かしましたか(していますか)?
現在の転職環境は厳しいですが、乗り切るために何かしましたか(していますか)?
「人材紹介会社に登録」は転職活動間隔が開くほど増える傾向に

厳しい転職環境を乗り切るために何をしているかを尋ねたところ、最も多かったのは「人材紹介会社に登録した」(57.3%)でした。これは前回の転職との間隔が長い人ほど数値が高い結果となりました(1-3年以内:52.4%、4-6年以内:60.1%、7年以上:64.5%)。次いで「職務経歴書・履歴書作成に力を入れた」(51.3%)、「応募する社数を増やした」(45.8%)、「資格を取った(取ろうとしている)」(37.3%)という順でした。