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異職種へ転職したいが、年齢的な問題と景気状況に不安

異職種へ転職したいが、年齢的な問題と景気状況に不安

異職種へ転職したいが、年齢的な問題と景気状況に不安(YK、28歳、研究職《素材・化学・建築・土木》)

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研究職として働いて5年目になります。これまでは仕事をこなすのに必死だったことと研究が楽しかったために、あまり先行きを考えずにやってきました。しかし、所属するチームの変更や仕事に慣れてきて周りを見渡す余裕ができたため、将来のことを考え始めました。

すると、今から5年後、10年後の自分を描けないことに気が付くと同時に、最近になって自分のやりたいことが変わってきていることが分かりました。研究職よりもマーケテンィング職やマネジメント職に興味が移っています。社内で経験を積むことも考えましたが、年齢的にその分野に異動させてもらえないのは明らかです。キャリアチェンジを視野に入れると、転職するのは今の年齢が1つの限界のような気がするのですが、求人が少なくなっている現状では、やはり難しいのでしょうか?

異業種転職のデメリットなどを知って、それでも転職したいのであれば早めに活動開始を!

社会人になると視野が広がり、学生時代の就職活動時には気付かなかったことが見えてきます。そのため、自分自身が本当にやりたいと思える仕事に出合うことは自然な流れです。まず、異職種へのキャリアチェンジをしたいのであれば、早急に転職活動をすることをお勧めします。30代になるとキャリアチェンジを前提とした転職は、難しくなってくるからです。今の年齢が、最後のチャンスと言ってもいいでしょう。企業は未経験者を雇うのであれば、年収が安く、仕事への適応能力が高い若手を優先的に採用します。また、景気の問題も不安材料のようですが、20代後半でのキャリアチェンジは、景気の良しあしにかかわらず容易ではありません。

一般的に、転職をする際には「職種軸」もしくは「業界軸」を念頭に置いて、転職先の候補を探します。採用側も同じ業界で同じ仕事(同業界、同職種)をしていた応募者を最優先に選考し、その後に同職種または同業界で働いていた応募者の選考を進めていくケースがほとんどです。今回、YKさんは研究職からマーケティング職やマネジメント職への転職を考えているようで、異職種への転職になるので、可能であれば同業界への転職をお勧めします。現在の勤務先と同じ業界にある会社であれば、YKさんの業界での経験をアピールすることが可能だからです。異業界や異職種からの他の応募者と比較しても、業界での経験が、多少のアドバンテージになると思います。

そして、転職活動を始めるのであれば、「なぜマーケティング職やマネジメント職なのか」を明確にしてください。マーケティングやマネジメントと一概に言っても、どちらの職種も非常に幅広く、どのような仕事をしたいのかを明確にする必要があります。また、転職活動をしようと思ったきっかけの1つが、5年後や10年後の自分を描けないためとのことですが、職種を変えることによって、未来像を描くことはできますか? 28歳で転職をするのであれば、その点も明確にしたうえで活動を始めてください。

転職をする場合は、今まで培ってきた多くのものを「捨てる」覚悟が必要です。YKさんのように大きく職種変更をする場合には、研究職で培ってきた大半のものを捨てて、再出発することになります。スキル面でも確実にキャリアダウンの転職となります。さらに、年齢的な問題などから決して楽な転職活動にならないことが推測されます。それでも転職をしたいのかをご自身で再検討して、決断いただければと思います。